おしゃれなのは「使い方」や「見せ方」
自宅のインテリアを選ぶ際に、「セレクトショップやカフェで使われているようなおしゃれな棚を置きたい」とおっしゃる方は少なくありません。では、「店舗で使われているようなおしゃれな棚」とは何でしょうか?
セレクトショップやカフェのテイストによって棚のイメージは大きく変わってきますが、どこのお店でも実際におしゃれなのは「棚」そのものではなく、「使い方」や「見せ方」である場合が多いように感じます。
棚にさほどオリジナリティがなくても、それを巧みにアレンジすることでぐっと引き立つ存在感。セレクトショップやカフェで素敵な棚があったら、きっと「使い方」や「見せ方」が店舗の雰囲気にとてもよく合っているんだと思います。
カスタムして自分だけの家具に
「店舗で使われているようなおしゃれな棚」が欲しいなら、少しだけ個性的なものを選んでみましょう。外国の映画に出てくるようなフレンチカントリー調、アンティーク調のチェストやカップボード、ブックシェルフなどをお求めいただけば、それだけでお部屋に高級感と特別感が生まれます。
あとはオリジナリティ。たとえば同じ高さの棚を2つ用意し、使い込んだ風合いの板を天板として載せれば、自分だけの家具ができ上がります。棚に高さがあれば、鉄のポールを天板に取り付けることでハンガーラックに進化。側面にちょっとした鏡を付けるだけでより実用的になりますし、フックを付ければお気に入りの帽子やストールがいいアクセントになってくれます。
ディスプレイを楽しむ
雰囲気のよい店舗では、洋服などの売り物の他に、ちょっとした棚を設けて小物をディスプレイしていますよね。自宅でもそうした空間を作りたいなら、小さめのオープンラックがおすすめです。アクセサリーケースなどの小物を使っていろいろなアレンジを楽しみたいなら、小部屋がいくつもあるものを選ぶといいでしょう。
フラップ扉付きのディスプレイラックは、扉の部分にお好きな雑誌や写真集を置くだけで簡単に個性を演出できます。レコードのジャケットを並べるのも素敵ですね。
店舗で使われているおしゃれな棚は、「このフロアのなかでこう見せたい」という意図のもとで飾られ、置かれています。どんな使い方・見せ方をしているのかをチェックし、ご自分のお部屋にも取り入れられる工夫がないか考えてみてはいかがでしょうか。 |