棚の材質
進化を続ける日本の棚文化。それを支えるのが、自然の恵みである天然素材、そして機能性やデザイン性を高めた新しい材質の開発です。かつては手の届かなかったような風合いや機能を持った材質の棚も、お手ごろ価格で手に入るようになりました。よりモダンでおしゃれな材質の棚もぞくぞく登場しています。
〜ナチュラルな雰囲気で、子供部屋にも最適
  
天然木(パイン材)を使用した、オープンラック・棚
やさしい感じ
天然木の棚は、やわらかい、やさしい感じを与えます。木目の美しさは天然素材ならでは。まさにナチュラルな印象を部屋全体に与えます。
狂いが起きにくい突板
天然木には、木をそのまま使う「無垢材(ムク材)」と、天然の板をスライスして樹脂塗装を施した「突板」があります。無垢材は値段が張りますが、突板は値段が手ごろ。さらに、突板には、ねじれや狂いが起きにくいというメリットもあります。
子供の感性を育てる
天然木の棚は、子供部屋に人気があり、子供の感性を育てたいという家庭に愛用されます。とくに人気があるのが、色が薄くて、白っぽい天然木。白木に近い材質の天然木なら、にぎやかなおもちゃの色がそのままインテリアになります。おもちゃや絵本は、黄、赤などのにぎやかな原色が多いため、濃い色の棚だと、ごちゃごちゃと色がぶつかりあって整然としないイメージになってしまいます。でも白系の天然木なら、トータルで見栄えのするインテリアになります。
〜どこから見ても天然木
天然の風合いを忠実に再現
「突板風化粧繊維板」とは、天然木の見た目を忠実に再現した繊維板のことです。単に木目調の紙を板の一面ごとに貼るのでなく、表面や側面で統一感を持たせ、つなぎ目が分からないようにコーティングした高品質な化粧板です。
滑らかな「インレイソフトフレーム」
インレイソフトフレームとは、板の角に丸みを帯びさせて、さらに、表面と断面を一体的に木目コーティングする新技術で、大変注目されています。加工された木のつなぎ目が分からないので、天然の一枚板のような見た目に仕上がります。とても滑らかで自然な雰囲気になります。
オイルフィニッシュ風仕上げ
天然の木目の表情をさらに引き立て、より鮮やかにする塗装方法として、オイルフィニッシュ(オイル塗装)というのがあります。でも、実際にオイル塗装をしなくても、同じような風合いをコーティングによって実現できます。それが、「オイルフィニッシュ風仕上げ」という手法です。加工品なのに天然木のようなナチュラルな仕上がりになります。
〜クールで涼しげな印象
圧迫感が薄れる
スチール製の棚は、無駄がなくてシンプル。クールな印象を与えます。また、パイプを使って構成されることが多く、側面や背面がないため、風通しがよくて、なんとなく涼しげな印象があります。木製の棚に比べて、圧迫感や暑苦しさを抑えることができます。
丈夫で耐久性がある
スチール製品棚は丈夫で、耐久性があります。また、水拭きができて清潔に保ちやすいのも魅力。ステンレス製だったり、樹脂加工がしてあれば、お風呂場などで棚ごと水洗いができることも。液体やものをこぼしても、変質、変色しにくいのも魅力。アルコール消毒もしやすく、衛生的に使いたい場合に向いています。
福祉施設の配膳にも活躍
キャスター付きのスチール製の棚は、福祉施設では配膳用にも使えます。コーヒーやミルク、紅茶などを入れ、キッチンの隅に布巾をかぶせて置いておくのにぴったり。身の回りの小物を集めて、ベッドサイドに置いておいて、必要に応じて移動するのにも便利です。キャスターがついているから掃除もラクです。
〜おしゃれにディスプレイ
空間を活かしてハイセンスに
家やオフィスに入ったときに最初に目にするような場所で、ガラス棚をインテリアの一部として使うと、空間のおしゃれ感がぐんとアップします。ちょっとした花器や小さな陶器に季節の花を入れたり、趣味の小物などを置けば、印象がガラリと変わります。
溶け込みやすい
ほかの家具を邪魔しないのも、ガラス棚の特徴です。たとえばダーク系の木製家具で統一した中に、白っぽい色の棚を入れると違和感が出てしまいますが、ガラス製の棚なら透明なので、自然に溶け込むことができます。空間の雰囲気を壊さずにインテリアセンスをアップでき、雑多な印象になるのを防げます。
涼しげな印象
ガラスの棚は明るくて涼しげな印象を与えます。金魚鉢や熱帯魚、観葉植物、プリザーブドフラワーを置くと、澄み切った晴れ渡るイメージが広がります。
和洋OK、ショップでも
和の素材にも洋の素材にも合うのがガラス製の棚のいいところ。和の陶器や湯呑み茶わんに花を１〜２輪挿しておいても、おしゃれです。
ショップやオフィスでも、代表的な商品をディスプレイ感覚で見せるのにガラス棚は活躍します。雑貨店、アロマショップ、エステサロン、美容室などのお店なら、シャンプーやネイル、アロマテラピーのグッズなどを置いておくといいでしょう。
レストランのレジカウンターの横で、販売しているドレッシングや調味料、キッチンツールなどの商品を陳列するのにも、ガラス棚が好んで使われます。
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